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口呼吸のお話し

こんにちは
院長の小石です。新型コロナウィルスの影響が続く中、自分の健康と向き合う機会も増えているのでは無いでしょうか?
今日は「口呼吸」についてのお話をしたいと思います。
感染症の予防の為にも「口呼吸」はよくないというお話はよく聞くようになりました。自分は大丈夫と思っていても、実は知らぬ間に口呼吸している人も多いようです。呼吸を改善することで、いびきや口臭の解消や仕事のパフォーマンスも変わると言われます。意識をして口呼吸を直し、鼻呼吸を習慣化することが大切になります。
ほとんどの人が『自分は鼻呼吸をしている』と答えますが、そのうち8割近くは慢性的な口呼吸であると言われています。
 口呼吸の人によく見られる特徴をチェックリストにまとめてあります(下記)。一つでも当てはまれば、知らず知らずのうちに口呼吸をしている可能性があると言われています。

●当てはまる項目があれば口呼吸の可能性があります

□いつも口を開けている
□くちびるがいつも乾いている
□朝、起きたときに喉がヒリヒリと痛む
□口臭が気になる
□くちゃくちゃ音を立ててものを食べている
□軽く口を閉じたとき、舌が上あごについていない
□口を閉じるとあごに梅干しのような膨らみとしわができる
□いびきや歯ぎしりがある
□二重あごである
□タバコを吸っている
□激しい運動をしている
□過呼吸を起こしやすい

口を軽く閉じたときに舌先が上あごにピッタリつくようになっているのが本来の状態ですが、舌は成人で200グラム前後もある筋肉の塊の為、鍛えないでいると筋力が衰え、重力に負けて垂れてしまいます。舌が下がると下あごが下に引っ張られて口が開きやすくなり、口呼吸になってしまうのです。これを防ぐ為にもっとも手軽で簡単な改善法として「あいうべ体操」をお勧めします。目安は1日30回です。

あいうべ体操をすると、顔の血流がよくなることも報告されています。1分間、約10セットのあいうべ体操で舌の大きな筋肉を動かした前後にサーモグラフィーで計測してみたところ、体操後は顔から首にかけての表面温度が明らかに上昇していたという。ほうれい線が薄くなる、たるみが改善した、小顔になる、顔がスッキリするなど、美容的な効果も報告されています。

皆様もぜひ一度ご自身の呼吸に意識を向けてみて下さい。

参考図書